ToMOJO - Blog

2022年9月からデータエンジニアになりました!元気の出る投稿とNotion関連の発信をする予定です。

🔮Chat-GPTを手玉に取る「プロンプトデザイン」の基礎

基本用語
プロンプトとは
  • AIに指示をだす時の命令文のことです
プロンプトデザインとは
  • プロンプトを作る方法論のことです
プロンプトエンジニアとは
  • プロンプトを通して、Chat-GPTのような生成系AIの性能を改善するエンジニアのことです
自然言語とは
  • 人間が生活の中で使う言葉のことです。
  • 対義語は、「人工言語」で「人工的に作られたプログラミング言語のようなもののこと」です。
プロンプトエンジニアリングはなぜ重要なのか?
💡
生成系AIによって「設計や開発をする」役割から「良質な指示(プロンプト)を生み出す」役割に変わっていくからです。
  • わからない単語とかを聞くだけかもしれないが、将来は開発や設計といった工程一通りをやってもらうことになる未来が来てしまうんだろうな〜
プロンプトエンジニアリングをマスターするのに必要な知識
自然言語の知識
  • プロンプトを入力する時に使用するのが「自然言語」だからです。
  • これがなければ、生成系AIが認識できるプロンプトを作成できないので、モデルの性能も低くなってしまうからです。
ビジネス周りの知識
  • どんな回答をもらえば問題を解決できるのかがわからないことには、生成系AIを活用することができないからです。
  • また、目の前の仕事における固有の知識や言葉を知った上でプロンプトを作成すると、より良い精度の答えを得ることができるからです。
生成系AIの知識
  • プロンプトを入力するだけならあまり必要ないですが、自分でモデルを改良したい方は必要かと思います。
  • 生成系AIのモデルの性能改善をするためです。
  • 特に深層学習モデルや強化学習
  • Chat−GPTに関する知識を学ぶにはこちら
プロンプトデザインの具体的な手法
基本の型を意識しましょう
  • 基本の型
    • 宣言文
      • 何を返したいのかを宣言します
    • 変数
      • 宣言したものを返答してもらうための要素を教えます
    • コマンド
      • 変数を使って実際の命令文を作ります
宣言文
[コンテンツの詳細]
このコンテンツはブログの文章です。

変数
[アバター]:20代の駆け出しエンジニア
[キーワード]:ChatGPT
[興味]:稼ぐ

コマンド
[C1]=:[キーワード]に対する[アバター]の[興味]です。[アバター]に向けたブログのコンテンツのOutlineを作成してください。
[C2]=:[Outline]にしたがってブログの記事を作成してください。ブログの記事は1000時程度で書く

> Run commands [C1][C2]
  • ポイント
    • 2022年以降のまだChat-GPTが知らない新しい情報を使う可能性がある場合は、その情報に関する文章を「宣言文」を作成する前に追加するとよいです。
    • アウトラインを先に作ってもらうと、出力する文字数の制限なく長文を作成することができます。
      →C1とC2の出力がされると、ゴールとしていたブログの文章が生成されます。
    • 文字数制限に引っかかった場合は、続きと入力するといいです。
提供する情報、依頼する情報を明確に分けましょう
  • 提供する情報は、先程の「宣言文」に記載して、依頼する情報はあらかじめ「変数」に格納した上で、「コマンド」に記載しましょう。
  • すると、生成系AIがより良い回答を行ってくれます。
できるだけ具体的な「コマンド」を作りましょう
  • 具体的なコマンドを作成したい場合は、変数をより多く作ることがポイントです。
一貫性のある言葉を使いましょう
  • 前段で、「できるだけ具体的な「コマンド」を作りましょう」と聞きましたが、多くても一貫性のない言葉が続いてしまうと、生成系AIの精度が下がってしまうので注意します。
英語で質問しましょう
  • Chat-GPTが学習しているデータは英語の方が圧倒的に多いです。
  • 学習しているデータが多いことで、精度の高い回答をする可能性がぐんと上がります。
  • 英語は難しいと感じるのであれば、「DeepL 翻訳」を活用すると、簡単に英語を作ることができます。
自分の理解度を説明しましょう
  • 「変数」に理解度を入れることで、あなたに適した回答が得られます。
自分の立場を明確にしましょう
  • 立場を明確にすることで、その状況に適した回答を出力してくれるようになります。
自分の目的を説明しましょう
  • 出力をする目的を明確にすると、あなたが求めている答えを出力してくれるはずです。
参考文献
ChatGPTのPromptDesign AIを使いこなす技術。初級編
サクッと始めるプロンプトエンジニアリング【LangChain / ChatGPT】